る少数民族への言語政策を参考に、東北各地
の言語を守る観点から、かつての日高見国で
あり、自らを蝦夷(エミシ)と位置付けた初
代・藤原清衡に始まる奥州王国の約100年
間の栄華の歴史を持つ東北地方を、当方では
「日高見自治区」に移行させる構想を持って
います。
日高見自治区内の共通語として、東北共通の
用法で構成された「日高見官話」(標準東北
語)の公用語化を、並行して各地の「津軽話
」「秋田話」「盛岡話」「置賜話」「仙台話
」「会津話」などの地域公用語化の実現を目
指していきます。
日高見自治区内の言語体系:
【東北】日高見官話(標準東北語)
【青森】津軽話・八戸話・下北話
【秋田】秋田話・由利話・鹿角話
【岩手(旧盛岡藩)】盛岡話
【岩手(旧仙台藩)】平泉話・気仙話
【山形】庄内話・最上話・村山話・置賜話
【宮城】仙台話
【福島】会津話・信夫話・安積話・白河話
相馬話・磐城話
※官話(かんわ)、話(わ)は、中国に由来。《補足》
【官話】
17世紀、華南に渡来した宣教師が、土着語
のほかに官署で話されている公用語があるこ
とに気付き、「官僚(マンダリン Mandarin)
の言語」と呼んだことに由来。
【話(わ)】
中国における「上海話」などの「話」に基づ
く。日本における「津軽弁」などの「弁」に
相当。
日高見官話(標準東北語)について
①東北共通の用法を基に構成された言語
(主に文章語での使用を想定)
②中国における「普通語」に相当
文:千葉光